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WJ10号 
感想いきます。

ワンピース 第573話 「この時代の名を”白ひげ”と呼ぶ」

アホンダラァ!!! 
親父、白ひげ。

己の命と一緒にな……!!!
センゴク

時代に”決着(けり)”をか……!!!
ガープ中将

おれが親父でよかったか……?

勿論だ……!!!

鳥肌ものの展開に、ゾクゾクします。
ひとつの時代が終わる瞬間というのは、ドラマティックなものです。

海軍という正義。
海賊という悪。
読者は海賊目線でいるにもかかわらず、
海軍の正義を見事につらぬくサカズキ大将。
凄いセリフだと思う。まったくの正論。
そりゃそうだよ、あんたの言うとおりだ。
海賊なんてもんは、奇麗事ならべてみてもクソでしかない。
これまでワンピの中では、語られていないだけで、本来アクドイことを色々やってるんだから。
正義の海賊、なんじゃそりゃ。絵空事のような海賊だろ、そりゃ。
たしかに、麦わら海賊団は、略奪も強奪もなし、ただ、ルフィの冒険話なんだよね。
それが、面白いから、泣かせてくれるからいいんだ。それで。

このあたり、上手いこと書いたな~と感心してしまった。

サカズキのセリフに嫌悪感を抱いたもの(読者)がいるのかな?
白ひげを敗北者と呼びゴミ山の大将と評すあたり。
あっぱれだ。

立場の違い、違う目線で語られる白ひげという人物像。
冷静に受け止めた。きれい事じゃないもの。

エース視線が大半の読者の心境になるんだろうか?

エースの憤り。
ここでエースが立ち向かわなければ、エースではない。
エースの親父への思いの全てがコレだ。
どこのオバカさんが、尊敬してやまない人を侮辱されて、我慢できる。
我慢するヤツは臆病なだけだ。
しかも、自分を救うために、どんだけのものを捨てようとしているのか。
はらわた煮えくりまくりだ。
ロギア系と油断したか、否。そんなことさらさら考えてないだろう。
ただ、純粋な怒りに身をまかせただけだ。


「海賊王 G・ロジャー 革命家 ドラゴン
この二人の息子達が義兄弟とは恐れいったわい
貴様らの血筋はすでに 大罪 だ!!!
誰を取り逃がそうが
貴様ら兄弟だけは、絶対に逃がさん!!! 」

サカズキの視線が動けないルフィにむかい、拳が振り落とされようとした瞬間
ルフィとサカズキの拳の間にエースは立ちはだかった。
エースを見上げるルフィの前で、拳がエースの背をえぐり、腹を突き抜けた。

わたくし、号泣してしまった。たはっは。

ああ、サカズキの立場なら、血筋が大罪というだろうよ! 
ここで、二人を逃したら、後々やっかいだ。
ルフィは海賊らしくないアラバスタの一件やW7の一件が世間にもれたら、英雄扱いされる海賊になる。
世間が海賊を認めてしまう。いくら情報操作をしようとも、人の口に戸は立てられない。
だからこそ、まだ芽の段階でつぶしておきたい。
海軍にとって、ルフィのような海賊は一番邪魔だ。
革命軍と今後、合流でもされたら、世界政府は終わる。
ロビンの存在、オハラが求めた空白の歴史、さぞ世界政府にとってマイナス要素しかないんだろう。
落ちた王国、それがDなのか?
歴史というものは、常に勝者の目線で語られるものだ。
勝者にとって都合の悪いところは、誤魔化してあるものだ。
それをあえて空白にしなければならなかったのは、なぜだろうねェ~。

エースにとって、ルフィという弟の存在は、救いだっただろう。
エースの闇の部分はルフィがいたから慰められたんだ。
義兄弟、義親。実の肉親に得られなかったものを、
与えてくれた白ひげを侮辱されて逃げなくてはいけない場面なのに立ち向かったように、
与えてくれた弟ルフィをエースが見捨てられるはずが、ない。
エースにとってルフィは太陽だ。

今回は、エースの精神面を支える二人に対するエースの思いがテンコ盛りでした。

さて、ワンピの世界では、誰も死なないのが常識ですが(過去編は別)
それで読者は安気こいてていいんだろうか?

白ひげもエースも絶体絶命のピンチ。
死ぬな!!! と思うが、
死なせない終わり方で納得できるものになるのか?
とも思う。

まとまりなく語りまして候
次回が待ち遠しい。


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