ネット小説は腐るほど読んでいるが、
最近、ちゃんとした本? というか紙媒体で読んだもの。
インディゴの夜 加藤実秋
昼ドラの原作です。
昼ドラに嵌ったお客さんが注文したから、検索したらさ。
んま、ホストでっすってオクサマ(笑
着眼点が良い。ホストクラブが舞台で探偵モノつったらさ、
ホストのかっこいいにいちゃんが、バリバリ主人公だと思うが
主人公は健康書のライターで、出版関係に身をおく男と共同でホストクラブを経営する女。
まぁ、面白いんじゃないか。
けっして本文でかっこよくない共同経営者が、またいい味を出している。
ホストクラブをしきるマネージャーの裏が早く知りたい
これがまたいい男設定なのに、脇役なんだよな~。
美味しいというか、良いセリフ。いいとこ取りしちゃうなと思うのは、
やはり、共同経営者(笑
これ、作者は意図的にやってるのかな。
昼ドラのキャスティングみてると、絶対、共同経営者は脇も脇、
除外対象なのに、原作は、こいつがいい。
あと、一番気に入ったのは、オカマのママ(笑
どんだけ、カマが好きなんだ!?
と、自分の感性、疑うわ(大笑
と、もうひとつ、最近お気に入りなものは
池袋ウエストゲートパーク 石田衣良
池袋の果物屋の真島マコトが、色んな池袋の事件の謎を探る話
男にしかもてないマコト。Gボーイズのキングでクールなタカシ。
マコトもいいが、なんといってもタカシが好きだ。
あまり出番はないが、出番があると、バカみたいにニヤニヤしてしまう。
これは恋だな。間違いない。
池袋のキングってなんだよ~笑える。
タカシが実在して、間近にいたら、絶対笑う。
なに、スカシてるんだ? って、みてるこっちが恥ずかしい。
それでも、好きだ。なんでかしらんが、ツボつきまくり。
あと、マコトのおかんがいい。
さらりと最強設定なのが文章にあふれ、
行間にマコトへの愛情がちゃんと感じられる。
両者に共通するものは、ホストクラブ、
タカシの率いるGボーイズ、サルの暴力団の匂いを
見事にさらりと流していることだ。
どれも、一般人には未知の世界であり、
どうつくろっても裏社会の汚さは消えない。
それをつくろわず、さらりと流している点が好感が持てる。
視点が違うから、そういう書き方なんだろうな。
経営者の晶と果物屋のマコトが主人公だから、いいんだ。